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症例

開院以来診させていただいた患者様の症例(改善例)を少しずつ掲載していこうと思います。

2026年

6月

30日

腰痛が改善した症例(S.M様/40代女性/小平市)【症例30】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、2週間程前に発症した腰痛が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:小平市大沼町

お仕事:保育士

趣味:サーフィン・スノーボード・サイクリング

主訴:腰痛

症状の期間:約2週間

 

来院時の状態

腰痛は間欠的な症状で、日常生活では最大でNRS 7/10であった。

整形外科で薬と湿布の処方を受けたが、改善はかばかしくなく当院へ来院。

 

実際のMDT評価

前屈・坐位・立ち上がり動作で症状が悪化。

立位・歩行・仰臥位で症状が改善。

姿勢矯正で症状が改善。

伸展で中等度の可動域制限を認めた。

伸展(NRS 4/10)・右側方すべり(SG)(NRS 3.5/10)・左SGNRS 3.5/10)で症状が悪化し、これらすべての方向でPDMが認められた。【PDM:動作の途中または動作時に出現する痛み。 ERP:可動域いっぱいのところで出現する痛み】

 

推論

本症例は姿勢矯正で症状が改善し、特定方向で症状の再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementの関与を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Extension In LyingEIL)を選択し試行した。エクササイズ前の伏臥位では、腰部左側にNRS 2/10が認められ、エクササイズを繰り返すと症状が消失した(AbolishBetter)。再び、立位で動作時痛を確認すると、伸展時痛は消失し、左右のSG時の疼痛は軽減していた(左右ともにNRS 1.5/10)。この結果から、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

1週間後(来院2回目)、エクササイズの効果を確認すると、腰痛が日常生活で最大でNRS 0.5/10に軽減し、日中ほぼ症状を自覚することはないとの報告を受ける。評価においては、前回認められた動作時痛も、伸展・右SG・左SGで疼痛は消失していたが、靴下を履く動作でNRS 0.5/10の疼痛が誘発された。前回同様のエクササイズを行うと、靴下を履く動作で誘発された疼痛は軽減したため、ホームエクササイズは前回同様とし、様子を見ることにした。

 

仕事にも趣味にも支障がなくなるまで、5週間(通院4回)を要した。

 

 

本症例では、姿勢や反復運動に対する反応を詳細に評価することで、伸展方向へのDirectional Preferenceが確認された。症状に適した運動方向を見極めることで、腰痛の改善につながる可能性が示された。

2026年

6月

27日

2カ月続いた腰痛が改善した症例(Y.S様/30代男性/小平市)【症例29】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、2ヶ月前に発症した腰痛が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:30代

お住まい:小平市仲町

お仕事:デスクワーク

主訴:腰痛

症状の期間:2カ月

 

来院時の状態

腰痛は間欠的な症状で、日常生活では最大でNRS 8/10であった。

腰痛のため、仕事やサッカーのプレーや指導に困難を抱えていた。

整形外科を受診し湿布を処方されるも、ここ1週間で症状が悪化し当院へ来院。

 

実際のMDT評価

前屈・靴下を履く動作・しゃがみ込み動作・坐位で症状が悪化。

立位・歩行・仰臥位で症状が改善。

坐位姿勢では腰椎前弯の軽度減少を認めた。

屈曲で軽度の可動域制限を認めた。

屈曲(NRS 7/10)・伸展(NRS 1.5/10)・右側方すべり(SG)(NRS 3/10)・左SG(NRS 5/10)で症状が悪化し、これらすべての方向でPDMが認められた。【PDM:動作の途中または動作時に出現する痛み。 ERP:可動域いっぱいのところで出現する痛み】

 

推論

本症例は坐位で腰椎前弯の軽度減少を認め、症状が屈曲関連活動で悪化していた。また、特定方向で症状の再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementの関与を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Extension In Lying(EIL)を選択し試行した。エクササイズ前の伏臥位では、腰部左右対称にNRS 1/10が認められ、エクササイズを繰り返しても症状に変化は起こらなかった(No Effect)。再び、立位で動作時痛を確認しても、症状の変化は認められなかった。機械的負荷の不足を考えForce Progression(FP)として、L4にOver Pressure(OP)を加えた反復EIL(EIL+OP)を試行すると、症状は消失した(Abolish-Better)。再び、立位で動作時痛を確認すると、伸展時痛は消失し、左右のSG時の疼痛は軽減していたが、屈曲時痛に関してはほぼ変化は見られなかった。この結果から、Directional Preference(DP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると総体的に判断し、ホームエクササイズを反復EIL+セルフOPと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

2週間後(来院2回目)、エクササイズの効果を確認すると、腰痛が日常生活で最大でNRS 4/10に軽減し、頻度も減少しているとの報告を受ける。評価においては、前回認められた動作時痛も、屈曲(NRS 2/10)・伸展(NRS 0.5/10)・右側SG(NRS 0/10)・左SG(NRS 1/10)へと減少していた。これにより、ホームエクササイズは前回同様とし、様子を見ることにした。

 

本症例では、姿勢や反復運動に対する反応を詳細に評価することで、伸展方向へのDirectional Preferenceが確認された。他院で改善しなかった腰痛であっても、症状に適した運動方向だけでなく、適切な機械的負荷量を見極めることで、腰痛の改善につながる可能性が示された。

2026年

6月

25日

1年半続いた首から背中(上背部)にかけての慢性的な痛みが改善した症例(Y.N様/30代男性/東村山市)【症例28】|小平・井上整骨院

東村山市にお住まいの方で、1年半程前に発症した首(頚部)から背中(上背部)にかけての痛みが改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:30

お住まい:東村山市恩多町

お仕事:プログラマー(パソコン作業 12時間/日)

主訴:頚部から上背部にかけての痛み

症状の期間:約16カ月

 

来院時の状態

頚部痛・上背部痛は間欠的な症状で、日常生活では最大でNRS 9/10であった。

他院で脊柱・骨盤矯正やマッサージを受けるも、症状改善せず当院へ来院。

 

実際のMDT評価

坐位(10分以上)・前屈(10分以上)・パソコン作業で症状が悪化。

臥位・歩行で症状が改善。

坐位姿勢は頭部前方位姿勢かつ腰椎後弯姿勢。

Protrusion時に右上背部にNRS 4.5/10、屈曲時に右上背部にNRS 5/10、伸展時に右上背部にNRS 5/10、右側屈時に右上背部にNRS 4/10、左側屈時に左頚部にNRS 2.5/10、右回旋時に右上背部にNRS 3/10、左回旋時に左上背部にNRS 1.5/10の疼痛が誘発された。誘発された疼痛は伸展がPDMで、それ以外の方向ではすべてERPであった。【PDM:動作の途中または動作時に出現する痛み。 ERP:可動域いっぱいのところで出現する痛み】

 

推論

本症例は坐位で頭部前方位姿勢および腰椎後弯姿勢を認めた。また、特定方向で症状の再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち頚椎のDerangementの関与を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Retraction ExtensionRET EXT)を選択し試行した。エクササイズ前の坐位では、症状は認められなかったが、エクササイズ中に頚部痛が誘発された。しかし、エクササイズを繰り返すと頚部痛が減少した(Produce 反復と共に減少-Better)。再び、坐位で動作時痛を確認すると、全方向で疼痛が軽減していた。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復RET EXTと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

2週間後(来院2回目)、エクササイズの効果を確認すると、頚部から上背部にかけての痛みが、日常生活で最大でNRS 7/10に軽減しているとの報告を受ける。評価においては、前回認められた頚部痛は消失し、上背部痛のみ認められた。前回同様のエクササイズを行った後に、再び動作時痛を確認すると、疼痛が誘発された全方向で疼痛の減少を認めた。これにより、ホームエクササイズは前回同様とする予定であった。しかし、ご本人の希望も考慮し、短縮が認められた大胸筋と広背筋のストレッチと、筋緊張と硬結が認められた後頭下筋群のセルフマッサージを指導し、これらをホームエクササイズに追加し、様子を見ることにした。

 

初診から4週間後(来院3回目)、エクササイズの効果を確認すると、頚部から上背部にかけての痛みが軽減し、症状で苦しめられる時間も以前は45時間/日だったのが12時間/日に減少しているとの報告を受ける。動作時痛を確認すると右側屈時に右上背部痛NRS 3/10を認めたが、エクササイズ後の再評価ではNRS 1/10に減少した。これにより、ホームエクササイズは前回同様とし、様子を見ることにした。

 

最終的にすべての症状が消失し、通院終了となるまで9週間(通院5回)を要した。

 

 

本症例では、姿勢や反復運動に対する反応を詳細に評価することで、伸展方向へのDirectional Preferenceが確認された。慢性的な首や背中の痛みであっても、症状に適した運動方向を見極めることで改善につながる可能性が示された。

2026年

6月

23日

腰から左お尻(左臀部)にかけての痛みが改善した症例(R.N様/20代女性/西東京市)【症例27】|小平・井上整骨院

西東京市にお住まいの方で、1週間前に重量物を持ち上げた際に発症した腰から左お尻(左臀部)にかけての痛み(腰臀部痛)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:20

お住まい:西東京市南町

お仕事:デスクワーク(パソコン作業)

主訴:腰臀部痛(腰から左臀部にかけての痛み)

症状の期間:1週間

 

来院時の状態

腰臀部痛は間欠的な症状で、日常生活では最大でNRS 6/10であった。

他院で整体やマッサージを受けるも、症状改善せず当院へ来院。

 

実際のMDT評価

坐位・仰臥位・立ち上がり動作・しゃがみ込み動作・パソコン作業で症状が悪化。

立位・側臥位で症状が改善。

坐位姿勢は腰椎後弯姿勢。

姿勢矯正により症状が改善。

腰椎伸展可動域は軽度制限を認めた。

屈曲・伸展で腰痛が増悪し、左臀部痛が誘発された。屈曲時痛は腰部・左臀部ともにNRS 6.5/10、伸展時痛は腰部がNRS 5.5/10、左臀部がNRS 5/10であった。

 

推論

本症例は坐位では腰椎後弯姿勢を認め、姿勢矯正により症状の改善がみられた。また、特定方向で症状の再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementの関与を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Extension In LyingEIL)を選択し試行した。エクササイズ前の伏臥位では、腰痛(NRS 3/10)と左臀部痛(NRS 3.5/10)が認められたが、エクササイズ中に左臀部痛が消失し、腰痛はNRS 2/10に軽減し、エクササイズ後もしばらくはこの状態が続いた(CentralizingCentralized)。再び、立位で動作時痛を確認すると、屈曲時・伸展時ともに左臀部痛は誘発されず、腰痛は屈曲時にNRS 4/10に、伸展時にNRS 3/10に軽減していた。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、姿勢や反復運動に対する反応を詳細に評価することで、伸展方向へのDirectional Preferenceが確認された。適切な運動方向を見極めることが、腰臀部痛の改善につながる可能性が示された。

2026年

6月

20日

首から背中(上背部)にかけての痛みと左肩の痛みが改善した症例(T.K様/30代男性/小平市)【症例26】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、1ヶ月程前に発症した首から上背部にかけての痛みと左肩の痛みが改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:30

お住まい:小平市美園町

お仕事:美容師

主訴:頚部(首)から上背部にかけての痛みと左肩(左上腕外側上1/2部)の痛み

症状の期間:約1ヶ月

 

来院時の状態

左肩の痛みは動作時のみの間欠的な症状で、日常生活では最大でNRS 4/10であった。

頚部から上背部にかけての痛みは持続的な症状で、日常生活では最大でNRS 8/10であった。

 

実際のMDT評価

前屈動作・前屈姿勢の継続・枕を高くした状態での仰臥位・パソコン作業で症状が悪化。

左肩関節の外転時に左肩の痛みが誘発され(NRS 4/10)、ペインフルアーク陽性を認めた。

坐位姿勢は頭部前方位姿勢および腰椎後弯姿勢。

姿勢矯正により頚部から上背部にかけた症状は改善。

頚椎伸展可動域は中等度制限を認めた。

Retraction・伸展・左回旋で頚部痛が増強した。

 

推論

本症例は頭部前方位姿勢および腰椎後弯姿勢を認め、姿勢矯正により症状の改善がみられた。また、特定方向で症状の再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち頚椎のDerangementの関与を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復RetractionRET)を選択し試行した。エクササイズ前の坐位では、頚部から上背部にかけての疼痛(NRS 8/10)が認められたが、エクササイズ中に頚部から上背部にかけての疼痛が消失し、エクササイズ後もしばらくはこの状態が続いた(AbolishBetter)。動作時痛を確認すると、Retraction・伸展ともに頚部から上背部にかけての疼痛は誘発されず、伸展可動域の改善も認められた。また、頚椎の左回旋時痛は軽減し(NRS 3/10)、頚部のみの疼痛に変化していた。左肩関節外転時の左肩(左上腕外側上1/2部)の疼痛も軽減していた(NRS 2/10)。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復RETと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

 

 

本症例では、姿勢や反復運動に対する反応を詳細に評価することで、伸展方向へのDirectional Preferenceが確認された。症状に適した運動方向を見極めることが、頚部から上背部の痛みだけでなく、肩の痛みの改善にもつながる可能性が示された。また、左肩の痛みは肩関節そのものの問題を疑わせる状態ではあったが、実際には頚椎に対する評価と運動療法によって改善が認められた。このことから、肩の痛みであっても原因が頚椎(首)に存在する場合があることが示唆された。

2026年

6月

18日

脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)による左お尻(左臀部)から左脚(左大腿部)にかけた痛みが改善した症例(T.S様/70代女性/小平市)【症例25】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、1ヶ月程前に発症した左お尻(左臀部)から左脚(左大腿部)にかけた痛みが改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:70

お住まい:小平市仲町

お仕事:家事

主訴:脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)〔左臀部から左脚(左大腿部)にかけた痛み〕

症状の期間:約1ヶ月

 

来院時の状態

坐骨神経痛は間欠的な症状で、日常生活では最大でNRS 7/10であった。

整形外科で坐骨神経痛(脊柱管狭窄症)と診断され、注射と湿布を処方されるも症状の改善がみられず、当院へ来院。

 

実際のMDT評価

立位10分以上・歩行5分以上・右側臥位12分・仰臥位1時間以上で症状が悪化

 立位姿勢は腰椎前弯の軽度減少を、坐位姿勢では腰椎後弯を認める。

 坐位・左側臥位で症状が改善

 FNSの陽性を認める。

腰椎の可動域に関しては左回旋・左側方すべり(SG)ともに中等度制限を認める。

立位時に左臀部から左大腿部にかけてNRS 5/10の疼痛を認め、左回旋時・左SG時ともに同部位の疼痛の増強(NRS : 8/10)を認めた。一方、屈曲時・伸展時ともに一時的に症状の消失を認めた。

 

推論

本症例は事前に整形外科において脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)の診断を受けていたが、動作や姿勢による症状への影響が認められたため、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementの関与も考えられた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに持続Flexion In LyingFIL)を選択し試行した。エクササイズ前の仰臥位では、左臀部から左大腿部にかけた疼痛が認められたが、エクササイズ中に左臀部痛と左大腿部痛が消失し、仰臥位に戻ってもしばらくはこの状態が続いた(AbolishBetter)。立位で動作を確認すると、左回旋時痛・左SG時痛ともに減少し、左回旋可動域・左SG可動域ともに改善を認めた。これにより、Directional PreferenceDP)が屈曲方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを持続FILと症状軽減が得られる姿勢指導(腰椎後弯位)に決定し、様子を見ることにした。

 

2週間後(来院2回目)、エクササイズの効果を確認すると、日常生活で感じる疼痛の強さは最大で、左臀部痛がNRS3/10に左大腿部痛がNRS1/10に軽減し、頻度も減少したとの報告を受ける。評価においても、前回認められた動作時痛・可動域制限ともに改善が認められた。これにより、ホームエクササイズは前回同様とし、様子を見ることにした。

 

初診より4週間後(来院3回目)、エクササイズの効果を確認すると、日常生活で感じる疼痛の強さは最大で、左臀部痛がNRS0.8/10に左大腿部痛がNRS0.5/10に軽減し、頻度も減少したとの報告を受ける。評価においても、前回認められた動作時痛・可動域制限ともに改善が認められた。しかし、右側臥位で右臀部のしびれが23分で出現するとの訴えを受ける。そこで、右側臥位時の腰椎の湾曲具合を確認し、右臀部のしびれが出現しない姿位を探り、この姿位を指導した。そして、この姿位をホームエクササイズに追加し、様子を見ることにした。

 

初診より8週間後(来院5回目)、エクササイズの効果を確認すると、左臀部痛・左大腿部痛ともに消失し、右臀部のしびれも減少し、痛みを感じることなく1時間以上歩行できるようになったとの報告を受ける。評価においても、前回認められた動作時痛の消失と可動域の更なる改善が認められた。これにより、ホームエクササイズは前回同様とし、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)と診断された症例であっても、姿勢や持続運動に対する反応を詳細に評価することで、屈曲方向へのDirectional Preferenceが確認された。症状に適した運動方向を見極めることが、脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)の改善につながる可能性が示された。

2026年

6月

16日

3ヶ月続いた坐骨神経痛による腰から左脚にかけての痛みが改善した症例(K.F様/40代女性/小平市)【症例24】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、3ヶ月程前に発症した腰から左脚(左大腿部)にかけての痛みが改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:小平市大沼町

お仕事:不明(カルテに記載なし)

主訴:坐骨神経痛(腰から左大腿部にかけての痛み)

症状の期間:約3ヶ月

 

来院時の状態

坐骨神経痛は間欠的な症状で、日常生活では最大でNRS 6/10であった。

整形外科で坐骨神経痛と診断され、注射と湿布を処方されるも症状の改善がみられず、当院へ来院。

 

実際のMDT評価

立ち上がり動作で疼痛が悪化

 坐位姿勢は腰椎前弯の軽度減少を認める。

 歩行・左側臥位で疼痛が改善

 MMTにおいて左前脛骨筋の筋力低下に加え、FNSSLRともに陽性を認める。

腰椎の可動域に関しては屈曲・伸展・右回旋で軽度制限を認める。

姿勢矯正により疼痛改善

屈曲で腰から左大腿部にかけての疼痛、伸展で左臀部痛、右回旋で腰痛と左臀部痛、左回旋で左臀部痛、左側方すべり(SG)で腰から左大腿部にかけての疼痛が誘発された。誘発された疼痛はすべてPDMであった。【※PDM:動作の途中で生じる痛み】

 

推論

本症例は事前に整形外科において坐骨神経痛の診断を受けていたことに加え、神経学的所見と症状分布から、神経根障害を伴う腰椎由来の症状が疑われたが、腰椎前弯減少姿勢に加え、姿勢矯正による症状の改善が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementの関与も考えられた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Extension In LyingEIL)を選択し試行した。エクササイズ前の伏臥位では、腰から左大腿部にかけての疼痛が認められたが、エクササイズ中に左臀部痛と左大腿部痛が消失し、腰痛は残存した(CentralizingCentralized)。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

1週間後、エクササイズの効果を確認すると、左臀部痛と左大腿部痛は消失したが、腰痛が依然として残存するも、日常生活で感じる疼痛の強さは最大でNRS 3/10に軽減し、頻度も半減したとの報告を受ける。評価においても、前回認められたFNSSLRともに陰性となっており、動作時痛・可動域制限ともに改善していたが、MMTにおいて左前脛骨筋の筋力の改善はほぼ認められなかった。これにより、ホームエクササイズは前回同様とし、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、神経症状が疑われる状態であっても、姿勢や反復運動による症状の変化を詳細に評価することで、症状を末梢から中枢へ(脚から腰へ)集約(Centralization)させることができた。適切な運動方向を見極めることが、症状改善の一助となる可能性が示された。

2026年

6月

14日

腰痛が改善した症例(A.Y様/40代男性/日野市)【症例23】|小平・井上整骨院

日野市にお住まいの方で、10日前に発症した腰痛が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:日野市百草

お仕事:ルートセールス

主訴:腰痛

症状の期間:10

 

来院時の状態

腰痛は間欠的な症状で、日常生活では最大でNRS 7/10であった。

引っ越し作業がきっかけで、腰痛を発症し、車の運転が困難となり、仕事にも支障を感じていた。

 

実際のMDT評価

坐位・前屈・立ち上がり動作・起き上がり動作(クランチ/シットアップのような動作)で症状が悪化

 坐位姿勢は腰椎後弯姿勢

 立位・仰臥位で症状が改善

腰椎の可動域では屈曲と伸展は軽度制限、左側方すべり(SG)は中等度制限を認める。

屈曲(NRS : 3/10)、右SGNRS : 3/10)、左SGNRS : 4/10)で疼痛が誘発された。疼痛はすべてPDMであった。【※PDM:動作の途中で生じる痛み】

 

推論

本症例は坐位での腰椎後弯姿勢に加え、特定方向での症状再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementが関与している可能性を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Extension In LyingEIL)を選択し試行した。エクササイズ前の伏臥位では、症状は認められず、エクササイズ中に疼痛が誘発されることも疼痛の変化も認められなかった(No Effect)が、その後の再評価では動作時痛と可動域の改善が認められた。具体的には、立位での動作時痛に関しては、左右SG時痛はともに消失し、屈曲時痛は軽減し(NRS1/10)、可動域に関しては左SGの改善を認めた。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、エクササイズ中に症状の変化がみられなくても、その後の再評価で動作時痛や可動域の改善が確認された。エクササイズ中の症状の変化だけでなく、運動後の反応まで丁寧に評価することの重要性が示された。

2026年

6月

12日

腰痛と右脚の痛み(脛の痛み)が改善した症例(S.G様/20代男性/東久留米市)【症例22】|小平・井上整骨院

東久留米市にお住まいの方で、2週間程前に発症した腰痛と右脛の痛み(右下腿部痛)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:20

お住まい:東久留米市下里

お仕事:プログラマー

主訴:腰痛と右下腿部痛

症状の期間:約2週間

 

来院時の状態

腰痛・右下腿部痛はともに間欠的な症状で、日常生活では最大で腰痛がNRS 8/10、右下腿部痛がNRS 6/10であった。

長時間のパソコン作業や座位保持が困難となり、仕事にも支障を感じていた。

他院で矯正を受けるも症状改善せず、当院へ来院。

 

実際のMDT評価

 坐位・靴下を履く動作・立ち上がり動作で症状が悪化

 坐位姿勢は腰椎前弯減少姿勢

 立位・歩行で症状が改善

腰椎の可動域では屈曲は重度制限、伸展は中等度制限、左回旋と右側方すべりは軽度制限を認める。

屈曲と左回旋で疼痛が増悪した。疼痛はすべてPDMであった。【※PDM:動作の途中で生じる痛み】

 

推論

本症例は坐位での腰椎前弯減少姿勢に加え、特定方向での症状再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementが関与している可能性を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Extension In LyingEIL)を選択し試行した。エクササイズ前の伏臥位では、腰痛(NRS : 6/10)と右下腿部痛(NRS : 3/10)が認められたが、エクササイズを反復すると腰痛と右下腿部痛は消失した(AbolishBetter)。その後の再評価では動作時痛と伸展・左回旋・右側方すべりの可動域の改善が認められた。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

1週間後、エクササイズの効果を確認すると、腰痛は軽減し(NRS : 2/10)、右下腿部痛は消失したとの報告を受ける。評価においても、前回認められた動作時痛および伸展・左回旋・右側方すべりの可動域制限はさらに改善し、前回はほとんど変化が認められなかった屈曲可動域の改善も認められた。これにより、ホームエクササイズは前回同様とし、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、これまで受けてきた脊柱や骨盤の矯正で十分な改善が得られなかった場合でも、症状に対する反応を丁寧に評価し、適切な運動方向を選択することで、腰痛や脚の痛みの改善につながる可能性が示された。

2026年

6月

09日

3ヶ月続いた首の痛みが改善した症例(M.T様/50代男性/国立市)【症例21】|小平・井上整骨院

国立市にお住まいの方で、3ヶ月程前に発症した首の痛み(頚部痛)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:50

お住まい:国立市西

お仕事:デスクワーク(パソコン作業)

主訴:頚部痛

症状の期間:約3ヶ月

 

来院時の状態

 頚部痛は間欠的な症状(日常生活では最大でNRS8/10

 

実際のMDT評価

 坐位・前屈・振り向く動作で症状が悪化

 坐位姿勢は頭部前方位姿勢および腰椎後弯姿勢

 頚椎左側屈に中等度可動域制限を認める

屈曲(NRS : 4/10)・伸展(NRS : 7/10)・右回旋(NRS : 4/10)・左回旋(NRS : 4/10)で疼痛が誘発された。誘発された疼痛はすべてPDMであった。【※PDM:動作の途中で生じる痛み】

 

推論

本症例は坐位での頭部前方位姿勢と、それに伴う腰椎後弯姿勢に加え、特定方向での症状再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち頚椎のDerangementが関与している可能性を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Retraction ExtensionRET EXT)を選択し試行した。エクササイズ前の安静坐位では症状は認められなかったが、RET EXTをすると疼痛が誘発され、反復しても毎回同じ強さの疼痛が誘発された。しかし、エクササイズ後の安静坐位に戻ると症状は認められなかった(ProduceNot Worse)。このことから、加えられた機械的負荷の不足を考え、Force ProgressionFP)としてOver PressureOP)を加えた反復Retraction ExtensionRET EXTOP)を選択し、反応を見た。エクササイズ前の安静坐位では症状は認められなかったが、RET EXTOPをすると疼痛が誘発されるものの、反復することで疼痛は軽減した(Produce反復と共に減少-Better)。その後の再評価では動作時痛と左側屈可動域の改善が認められた。具体的には、それぞれNRSで屈曲時痛が2/10に、伸展時痛が3/10に、右回旋時痛が2/10に、左回旋時痛が3/10に軽減していた。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復RET EXTOPと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、同じ伸展方向の運動であっても、加える力の大きさによって反応が異なることが確認された。適切な負荷量まで段階的に進めることで、症状改善につながる可能性が示された。

2026年

6月

07日

首の痛みが改善した症例(Y.Y様/70代男性/小平市)【症例20】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、2週間程前に発症した首の痛み(頚部痛)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:70

お住まい:小平市美園町

趣味:読書、バードウォッチング、カメラ

主訴:頚部痛

症状の期間:約2週間

 

来院時の状態

 頚部痛は間欠的な症状(日常生活では最大でNRS8/10

読書やカメラ撮影の際に首を動かすと症状が悪化し、趣味を十分に楽しめない状態であった。

 鍼灸院で施術を受け良くなったものの、再発し当院へ来院。

 

実際のMDT評価

 前屈・振り向く動作・読書で症状が悪化

 坐位姿勢は頭部前方位姿勢および腰椎後弯姿勢

 頚椎伸展・右回旋・右側屈ともに軽度可動域制限を認める

Protrusion・屈曲・Retraction・伸展・右側屈・左側屈・右回旋・左回旋で疼痛が誘発された。誘発された疼痛はすべてPDMであった。【※PDM:動作の途中で生じる痛み】

 

推論

本症例は坐位での頭部前方位姿勢と、それに伴う腰椎後弯姿勢に加え、特定方向での症状再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち頚椎のDerangementが関与している可能性を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復RetractionRET)を選択し試行した。エクササイズ前の安静坐位では症状は認められなかったが、Retractionすると疼痛が誘発されるものの、反復することで疼痛は軽減した(Produce反復と共に減少-Better)。その後の再評価では動作時痛と右回旋可動域の改善が認められた。しかし、伸展と右側屈の可動域はあまり改善されなかった。このことから、加えられた機械的負荷の不足を考え、Force ProgressionFP)として反復Retraction ExtensionRET EXT)を選択し、反応を見た。エクササイズ中の痛みの反応は反復RETと同様であった。その後の再評価では動作時痛および伸展と右側屈の可動域の改善が認められた。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復RET EXTと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

1週間後、エクササイズの効果を確認すると、日常生活での頚部痛が軽減(最大でNRS2/10)したとの報告を受ける。評価においても、前回認められた動作時痛および伸展・右回旋・右側屈の可動域制限はさらに改善していた。これにより、ホームエクササイズは前回同様とし、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、症状そのものだけでなく、姿勢や反復運動に対する反応を詳細に評価することで、適切な運動方向を判断し、症状改善につながる可能性が示された。また、一時的に症状が改善しても再発を繰り返している場合には、自分で行える適切なセルフエクササイズを身につけることが、症状改善や再発予防の一助となる可能性がある。

2026年

6月

03日

腰痛が改善した症例(Y.W様/50代女性/東久留米市)【症例19】|小平・井上整骨院

東久留米市にお住まいの方で、1週間前に発症した腰痛が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:50

お住まい:東久留米市柳窪

お仕事:介護職

主訴:腰痛

症状の期間:1週間

 

来院時の状態

 腰痛は間欠的な症状(日常生活では最大でNRS5/10

 

実際のMDT評価

 坐位・前屈・立ち上がり動作・立ち仕事で症状が悪化

 歩行で症状が改善

 坐位姿勢は腰椎後弯姿勢

 立位では腰椎前弯減少

腰椎左回旋・右側方すべり(SG)で疼痛が誘発された。疼痛の強さはそれぞれNRS1/103/10であった。

 

推論

本症例は坐位での腰椎後弯姿勢、及び立位での腰椎前弯減少姿勢と姿勢による症状への影響に加え、特定方向での症状再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementが関与している可能性を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復EILを選択し試行した。エクササイズ前に伏臥位で症状が認められず、伸展すると疼痛が誘発されるものの、反復することで疼痛は軽減した(Produce反復と共に減少-Better)。その後の再評価では動作時痛の改善が認められた。具体的には、立位で動作時痛を確認すると、左回旋時痛は消失し、右SG時痛は軽減した(NRS2/10)。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、症状そのものだけでなく、姿勢や反復運動に対する反応を詳細に評価し、適切な運動方向を判断することで、症状改善につながる可能性が示された。

2026年

5月

31日

腰痛が改善した症例(C.K様/40代女性/小平市)【症例18】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、2週間前に発症した腰痛が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:小平市仲町

お仕事:主婦(2歳児の育児中)

主訴:腰痛

症状の期間:2週間

 

来院時の状態

 腰痛は間欠的な症状

 抱っこや前かがみ動作で腰痛が悪化していた。

 

実際のMDT評価

 坐位・前屈で症状が悪化

 立位で症状が改善

 坐位姿勢は腰椎後弯姿勢

 立位では腰椎前弯は正常範囲

腰椎屈曲・伸展・右側方すべり(SG)で疼痛が誘発された。疼痛の強さはそれぞれNRS3.5/101/102/10であった。

 

推論

本症例は坐位での腰椎後弯姿勢と姿勢による症状への影響に加え、特定方向での症状再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementが関与している可能性を考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復EILを選択し試行した。エクササイズ前に伏臥位で症状が認められず、エクササイズを繰り返しても疼痛が誘発されず(No Effect)、その後の再評価では動作時痛の改善が認められた。具体的には、立位で動作時痛を確認すると、屈曲時痛・伸展時痛ともに消失し、右SG時痛は軽減した(NRS0.5/10)。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、姿勢や運動による症状変化を詳細に評価することで、症状が改善する可能性があることが示された。育児中でお子さんを自宅に残して治療に通うことが難しい方にとっては、適切なセルフエクササイズを行うことが、腰痛改善の大きな助けになる可能性がある。

2026年

5月

27日

腕の痛みが改善した症例(I.G様/50代男性/小平市)【症例17】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、3週間前に発症した右腕の痛み(右上肢痛)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:50

お住まい:小平市鈴木町

お仕事:デスクワーク(パソコン作業 11時間/日)

主訴:右上肢痛

症状の期間:3週間

 

来院時の状態

 右上肢痛は間欠的な症状(日常生活では最大でNRS8/10の疼痛を自覚する。)

整形外科では頚肩腕症候群との診断を受け、ロキソニンとリリカを処方されるが、症状改善せず、当院へ来院。

 

実際のMDT評価

 坐位・パソコン作業・車の運転で症状が悪化

 仰臥位・立位で症状が改善

 坐位姿勢は腰椎前弯減少・頭部前方位姿勢

 徒手筋力検査(MMT)では、右三角筋・右上腕三頭筋・右手関節伸筋群に筋力低下

 スパーリングテスト陽性

 右上腕三頭筋反射低下

頚椎伸展で右上腕部の疼痛が増悪し(NRS3/106/10)、左回旋で右上腕部の疼痛が増悪し(NRS3/106/10)、右前腕部の疼痛(NRS8/10)が誘発された。

 

推論

本症例は頚肩腕症候群との診断を受けていたが、神経学的所見と症状分布からは、神経根障害を伴う頚椎由来症状も疑われたが、頭部前方位姿勢に加え、特定方向での症状再現が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち頚椎のDerangementが関与している可能性も否定できないと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに坐位での反復Retractionを選択し試行した。エクササイズ前に坐位で右上腕部に疼痛(NRS3/10)が認められたが、エクササイズ中に疼痛が増悪した(NRS5/10)(IncreaseWorse)。スパーリングテスト陽性であったことに加え、仰臥位で症状が改善するとの問診情報から、荷重下でのエクササイズが不適切であったと考え、Force AlternativesFA)として仰臥位での反復Retractionに変更し、反応を見た。エクササイズを繰り返すと右上腕部痛は軽減した(NRS5/102/10)(DecreaseBetter)。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復Retraction(仰臥位)と姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

1週間後に、エクササイズの効果を確認すると、日常生活での右上肢痛が軽減し(最大でNRS5/10)、痛みを感じている時間も減少したとの報告を受ける。坐位で動作時痛を確認すると、検査前に右上腕部痛(NRS3/10)が認められたが、頚椎伸展で頚部右側の疼痛(NRS3.5/10)が誘発されたが、全方向で右上腕部痛(NRS3/10)には影響を与えなかった。前回同様のエクササイズを行い、反応を見たところ、ほとんど変化がなかった。そこで、負荷が不足していると考え、Force ProgressionFP)としてセルフでのOver PressureOP)を加えた仰臥位での反復Retractionを選択し、反応を見た。エクササイズ前に認められていた右上腕部痛がエクササイズを繰り返すと消失した(AbolishBetter)。再び坐位で動作時痛を確認すると、全方向で、頸部・右上腕部ともに疼痛は誘発されなかった。これにより、ホームエクササイズを反復Retraction+セルフOP(仰臥位)に変更し、様子を見ることにした。

 

初診から3週間後、エクササイズの効果を確認すると、右上肢痛はあまり変化していなかった。坐位で動作時痛を確認すると、検査前に右前腕部痛(NRS5/10)と右上腕部痛(NRS3/10)が認められたが、頚椎屈曲では右前腕部痛(NRS3/10)、Retractionでは右前腕部痛(NRS3/10)と右上腕部痛(NRS1.5/10)が軽減し、伸展では右前腕部痛(NRS5/10)と右上腕部痛(NRS3/10)が認められた。FAとして屈曲方向への変更も検討した。しかし、坐位で頭部前方位姿勢が長時間続くと症状が悪化するという問診情報に加え、エクササイズによる悪化は認められず、症状が停滞している状態であったことから、負荷不足の可能性を考えた。そこで、FPとして反復Retraction ExtensionRET EXT)(仰臥位)を選択し反応を見た。エクササイズ中は右前腕の症状に注目して反応を見たところ、エクササイズを繰り返すうちに症状が軽減した(DecreaseBetter)。坐位に戻ると右前腕部痛が減少し(NRS1/10)、右上腕部痛は消失していた。動作時痛を確認すると、全方向で右前腕部痛(NRS1/10)には影響を与えず、右上腕部痛は誘発されなかった。これにより、ホームエクササイズを反復RET EXT(仰臥位)に変更し、様子を見ることにした。

 

初診から5週間後、エクササイズの効果を確認すると、日常生活での右前腕部痛(最大でNRS3/10)・右上腕部痛(最大でNRS2/10)ともに軽減したとの報告を受ける。坐位で動作時痛を確認すると、検査前に右前腕部痛(NRS2/10)と右上腕部痛(NRS1/10)が認められたが、Retractionでは右前腕部痛が減少し(NRS1/10)、その他の方向への動作は症状に影響を与えなかった。MMTでは右上腕三頭筋の筋力の改善はいまだ認められなかった。スパーリングテストを確認すると、依然として陽性であった。そこで、徒手牽引を加えることでより改善を早められたらと考え、FPとして反復Traction Retraction Extension Rotationを試行し、反応を見た。この手技を繰り返すと右前腕部痛・右上腕部痛ともに消失した。再び、坐位で動作時痛を確認すると、検査前に右前腕部痛・右上腕部痛ともに消失した状態の継続が認められ、全方向で症状を誘発することはなかったが、右上腕三頭筋の筋力低下に関しては改善が認められなかった。この手技は患者自身で行うことはできないので、来院時に行うこととして、ホームエクササイズは前回同様とした。

 

初診から10週間後、エクササイズの効果を確認すると、日常生活での右前腕部痛は消失、右上腕部痛(最大でNRS1/10)は軽減し、痛みを感じている時間(1日トータルで3~4時間程度)も減少したとの報告を受ける。しかし、右上腕三頭筋の筋力は改善せず、スパーリングテストは陽性のままだった。前回同様の手技を行い、ホームエクササイズも前回同様とし、様子を見ることにした。

 

初診から15週間後、自覚症状を確認すると、右上肢痛は消失し、その状態が継続しているとの報告を受ける。全方向で動作時痛は誘発されなかった。スパーリングテストは陰性に変化していた。MMTでは右上腕三頭筋の筋力の改善が認められた。ホームエクササイズは変更することなく、様子を見ることにした。

 

全ての症状が消失し、不安なく生活していただけるようになるまで、19週間(通院回数:9回)を要した。

 

 

本症例では、頚椎椎間板ヘルニアと判断されうる状態ではあったが、姿勢や運動による症状変化を詳細に評価し、荷重下・非荷重下・機械的負荷量といった条件を適切にコントロールすることで、症状が改善する可能性があることが示された。

2026年

5月

24日

急性腰痛が改善した症例(M.T様/40代女性/小平市)【症例16】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、本日午前中に発症した腰痛が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:小平市仲町

お仕事:エステの受付

主訴:腰痛

症状の期間:0

 

来院時の状態

 腰痛は動作時に出現する間欠的な症状

 

実際のMDT評価

 前屈・坐位で症状が悪化

 坐位姿勢は腰椎後弯姿勢

 腰椎屈曲・伸展・左回旋で軽度の可動域制限

 腰椎屈曲で腰部正中疼痛(NRS6/10)が誘発

 左回旋で腰部正中疼痛(NRS4/10)が誘発

 屈曲・左回旋ともにPDM【※PDM:動作中の痛み】

症状は腰部に限局しており、下肢への放散痛は認められなかった。

 

推論

本症例は腰椎後弯姿勢に加え、特定方向での症状再現、とりわけPDMが認められたことから、構造的な変化よりも機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementが関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復EILを選択し試行した。エクササイズ前に伏臥位で腰部正中に疼痛(NRS1/10)が認められたが、エクササイズ中に疼痛が消失した(AbolishBetter)。立位で再び動作時痛を確認すると、屈曲・左回旋ともに疼痛が消失し、その他の動作でも疼痛が誘発されることはなかった。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

四日後に、エクササイズの効果を確認すると、日常生活での腰痛が軽減したとの報告を受ける。動作時痛を確認すると、左回旋時痛は消失し、屈曲時痛(NRS0.5/10)は減少していたが、右側方すべり(SG)(NRS0.5/10)・左SGNRS0.5/10)で疼痛が誘発された。前回同様に反復EILを行うと、反応も前回同様で、エクササイズ後には全方向で動作時痛の消失を認めた。エクササイズは変更せず継続してもらうことにして、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、急性腰痛症と判断されうる状態ではあったが、安静のみではなく、姿勢や運動による症状変化を詳細に評価し、適切なエクササイズを実施することで、改善する可能性があることが示された。

2026年

5月

19日

腰から右お尻(右臀部)にかけての痛みと右脚の痛みが改善した症例(S.S様/40代男性/小平市)【症例15】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、5週間前に発症した腰から右お尻(右臀部)にかけた痛みと2週間前に発症した右脚の痛み(右下腿部痛)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:小平市花小金井南町

お仕事:大工

主訴:右腰臀部痛(腰から右お尻にかけての痛み)と右下腿部痛

症状の期間:5週間(腰臀部)・2週間(下腿部)

 

来院時の状態

 腰臀部痛は間欠的な症状(NRS3/10

 下腿部痛は持続的な症状(NRS5/10

 他院で電気治療・マッサージ・鍼治療を受けるが、改善せず当院へ来院。

 

実際のMDT評価

 前屈・しゃがみ込み姿勢で右下腿部痛は悪化

 立位で右腰臀部痛は悪化

 立位・左側臥位で右下腿部痛は改善

 腰椎屈曲・伸展ともに中等度の可動域制限

屈曲で右下腿部痛(NRS8/10)が、伸展で右腰臀部痛(NRS5/10)と右下腿部痛(NRS6/10)が増強。

SLRは右側で45°

右長母趾伸筋の筋力低下

右足背部の知覚鈍麻

右アキレス腱反射低下

症状は腰部に留まらず下腿に波及しており、神経症状が認められた。

 

推論

本症例は神経症状が認められたものの、特定方向での症状の変化が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementが関与している可能性も否定できないと考えた。

 

評価と推論に加え、屈曲で末梢症状が増悪し、立位で症状が軽減するとの問診情報をもとに、伸展方向へのDirectional Preferenceを疑い、エクササイズに反復EILを選択し試行した。エクササイズ前の段階では伏臥位で右下腿部痛(NRS3/10)を呈していた。反復EIL中の反応は、伸展を繰り返すと右下腿部痛(NRS1/10)は減少し(DecreaseBetter)、腰椎伸展可動域の改善と右長母趾伸筋の徒手筋力検査で改善が認められた。

 

再び、立位で動作時痛を確認すると、屈曲では右下腿部痛(NRS4/10)が、伸展では右腰臀部痛(NRS4/10)と右下腿部痛(NRS3/10)が軽減した。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、反復EILにより疼痛の減少と可動域の改善が得られたことから、椎間板ヘルニアを疑う神経症状を伴う状態ではあったが、症状名のみで固定的に判断するのではなく、姿勢や運動による症状変化を詳細に評価することで、保存的介入によって改善する可能性があることが示された。

2026年

5月

17日

腰痛が改善した症例(K.H様/40代男性/西東京市)【症例14】|小平・井上整骨院

西東京市にお住まいの方で、1週間前に発症した腰痛が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:西東京市芝久保町

お仕事:介護職

主訴:腰痛

症状の期間:1週間

 

来院時の状態

 腰痛は間欠的な症状

他の整体院で施術を受けるが、当院来院前日から症状が悪化。

 

実際のMDT評価

 坐位・前屈・立ち上がり動作で症状は悪化

 立位・仰臥位・腹臥位で症状は改善

 腰椎左側方すべり(左SG)で中等度の可動域制限

屈曲(NRS5/10)・左SGNRS7/10)で腰部の左側に疼痛誘発(動作時痛はすべての方向でPDM)【※PDM:動作中の痛み】

症状は腰部に限局しており、神経症状や重篤な病態は認められなかった。

 

推論

本症例は特定方向での症状の変化が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementが関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復EILを選択し試行した。反復EIL中の反応は、伸展を繰り返しても症状は誘発されることはなかった(NE)。再び、立位で動作時痛を確認すると、左SG時痛(NRS5/10)が減少し、左SGの可動域の改善を認めたが、屈曲時痛(NRS5/10)は変化しなかった。これにより、Directional PreferenceDP)が伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズをEILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

1週間後、エクササイズの効果を測るために、立位で動作時痛を確認すると、初回来院時と比較して、左SG時の左腰痛(NRS0/10)は消失し、屈曲時の左腰痛(NRS4/10)は軽減していたが、右SG時の左腰痛(NRS2.5/10)が誘発された。前回同様、反復EILを試行した。反復EIL中の反応はNE。再び、立位で動作時痛を確認すると、右SG時の左腰痛(NRS1.5/10)にわずかに軽減したが、屈曲時の左腰痛(NRS4/10)は変化しなかった。単純な反復運動では十分な症状変化が得られなかったため、より特異的に機械的負荷を加える目的で、Force Progressionとして、L4にコンタクトした状態でOver PressureOP)を加えて反復EILを試行した。反復EILOP中の反応はNEだった。立位で動作時痛を確認すると、右SG時の左腰痛(NRS0/10)は消失、屈曲時の腰痛(NRS2/10)に軽減し、疼痛は腰部の正中に移動していた。また、伸展時に腰部正中に疼痛(NRS2/10)が誘発された。疼痛が左側から正中へ移動したことは、Centralization現象と考えられ、予後良好を示唆する反応と解釈し、エクササイズを反復EIL+セルフOPに変更し、様子を見ることにした。

 

初回来院から3週間後、エクササイズの効果を確認すると、NRS1/10程度の腰痛をたまに経験するとの報告を受ける。エクササイズは変更せず、このまま様子を見ることにした。

 

本症例では、反復EILにより動作時痛の減少と可動域の改善が得られたことから、一見,

介護による筋疲労から来る筋・筋膜性疼痛症候群と判断されがちな症状であったが、症状名だけで判断するのではなく、姿勢や運動による症状変化を詳細に評価し、Directional Preferenceに基づいて負荷量を調整することの重要性が示された。

 

2026年

5月

13日

2ヶ月間続いた腰痛が改善した症例(K.F様/40代女性/小平市)【症例13】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、2ヶ月程前に発症した腰痛が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:小平市大沼町

お仕事:

主訴:腰痛

症状の期間:約2ヶ月

 

来院時の状態

 腰痛は間欠的な症状

当院来院前に、整形外科にて椎間板症と診断され、コルセットと湿布と牽引を処方される。

 

実際のMDT評価

 坐位姿勢は腰椎後弯

 立位姿勢では腰椎前弯減少

 坐位・仰臥位・立ち上がり動作では症状は悪化

 立位・歩行では症状は軽減

 腰椎伸展・屈曲ともに中等度の可動域制限

屈曲(NRS2/10)・伸展(NRS2/10)・右回旋(NRS3/10)・左回旋(NRS5/10)・右SGNRS5/10)で疼痛誘発(動作時痛はすべての方向でPDM)【※PDM:動作中の痛み】

症状は腰部に限局しており、神経症状や重篤な病態は認められなかった。

 

推論

本症例は腰椎前弯減少姿勢と特定方向での症状の変化が認められたことから、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementが関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復EISを選択し試行した。反復EIS中の反応は、伸展で動作時痛が誘発されたが、伸展を反復するとともに疼痛が軽減していき、最終的には疼痛が誘発されなくなった。再び、動作時痛を確認すると、屈曲(NRS0/10)・伸展(NRS0/10)・右回旋(NRS0/10)・左回旋(NRS0/10)・右SGNRS2/10)に減少し、伸展可動域の改善を認めた。これにより、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズをEISと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、反復EISにより動作時痛の減少と可動域の改善が得られたことから、コルセットにより腰椎の可動性が制限されていたことで、椎間板への力学的刺激が減少し、椎間板への栄養供給メカニズムが障害され、結果として症状の改善を妨げていた可能性がある。腰痛においては、可動性を過度に制限するだけでなく、適切な運動刺激を与えることが椎間板の機能維持や症状改善に重要である。

2026年

5月

10日

3ヶ月続いた坐骨神経痛による左お尻(左臀部)と左脚の痛みが改善した症例(Y.Y様/60代女性/東久留米市)【症例12】|小平・井上整骨院

東久留米市にお住まいの方で、3ヶ月程前に発症した左お尻(左臀部)の痛みと左脚の痛み(左下腿部痛)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:60

お住まい:東久留米市前沢

お仕事:

主訴:左臀部痛と左下腿部痛

症状の期間:約3ヶ月

 

来院時の状態

 左臀部痛(NRS1/10)と左下腿部痛(NRS5/10)は持続的な症状

当院来院前に、整形外科にて坐骨神経痛と診断され、メコバラミンとプレガバリンを処方される。

 

実際のMDT評価

 坐位姿勢は腰椎後弯

 立位姿勢では腰椎前弯

 坐位・右側臥位では症状は軽減

 立位・歩行・仰臥位では症状は悪化

 腰椎伸展では軽度の可動域制限

 腰椎屈曲で左下腿部痛が減少

 左SGで左臀部痛が悪化し、左下腿部痛は変化なし

 

推論

本症例は姿勢と特定方向での症状の変化が認められたことから、脊柱管狭窄症と診断され得る状態であったが、機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementが関与している可能性も否定できないと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復FILを選択し試行した。反復FIL中の反応は、左下腿部痛は減少したが、仰臥位に戻るとすぐに元の状態に戻ってしまった(DecreaseNot Better)。機械的負荷が不十分であった可能性を考え、時間的要素を増加させる目的で、Force Alternativeとして、持続FILを選択し試行した。その結果、持続FIL中に左下腿部痛が悪化し、仰臥位に戻っても、症状が悪化した状態が続いた(IncreaseWorse)。そこで、負荷を加える方向が適切ではなかった可能性を考え、Force Alternativeとして、両膝を左に倒したRIFRotation In Flexion)を選択し試行した。その結果、RIF中に左下腿部痛が減少し、仰臥位に戻ってもその状態が持続した(DecreaseBetter)。再び、立位姿勢をとっていただくと、左下腿部痛が減少(NRS5/101/10)していた。これにより、Directional Preferenceが屈曲及び回旋方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズをRIFと姿勢は腰椎軽度後弯姿勢に決定し、様子を見ることにした。

 

1週間後、エクササイズの効果を確認すると、左臀部痛は疼痛の強さは変化がないが左下腿部痛が減少し(NRS3/10)、どちらの症状も持続的だったものが間欠的に変化したとの報告を受ける。状態が前回よりも改善してきているので、屈曲方向の負荷を増加させることを検討した。そこで、持続FILを選択し試行した。その結果、左臀部・左下腿部ともに症状が軽減した。これにより、Directional Preferenceが屈曲方向のDerangement Syndromeに該当すると判断を改め、ホームエクササイズを持続FILと姿勢は腰椎軽度後弯姿勢に決定し、様子を見ることにした。

 

初診より4週間後(来院3回目)、前回変更したエクササイズの効果を確認すると、左臀部痛(NRS1/10)・左下腿部痛(NRS1/10)ともに軽減したとの報告を受ける。エクササイズを確認し問題がなかったため、方針は変更せず、様子を見ることにした。

 

本症例では、姿勢や運動による症状変化を評価することで、脊柱管狭窄症と思わせる坐骨神経痛であっても比較的短期間で改善する可能性があり、Directional Preferenceに基づいた運動療法が重要である。

2026年

5月

06日

2年間続いた慢性の首の痛みが改善した症例(M.M様/50代女性/小平市)【症例11】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、2年程前に発症した慢性的な首の痛み(慢性頚部痛)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:50

お住まい:小平市仲町

お仕事:

主訴:頚部痛

症状の期間:約2年間

 

来院時の状態

 頚部痛は動作時に出現する間欠的な症状

 

実際のMDT評価

 坐位姿勢は頭部前方位姿勢

頚椎屈曲は軽度の可動域制限

頚椎伸展は中等度の可動域制限

屈曲では頸部右側に(NRS2/10)、伸展では頚部左側に(NRS1/10)、右側屈では頚部右側に(NRS2.5/10)、左側屈では頚部左側に(NRS1/10)、右回旋では頚部左側に(NRS4/10)疼痛が誘発される。(右側屈・右回旋ではPDM、屈曲・伸展・左側屈ではERP)【※PDM:動作中の痛み ERP:終末域痛】

頚部の持続的な屈曲で症状悪化

姿勢矯正で症状改善

症状は頚部に限局しており、上肢への放散痛や神経症状は認められず、重篤な頚椎疾患の可能性は低いと判断した。

 

推論

本症例は頭部前方位姿勢と特定方向での症状再現とりわけPDMが認められたことから、構造的な変化よりも機械的要因による可逆的な障害、すなわち頚椎のDerangementが関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Retractionを選択し試行した。反復Retraction中の反応は、坐位では疼痛はなく、Retractionを繰り返しても疼痛が誘発されることはなかった(NE:症状に変化なし)が、頚椎伸展可動域の改善を認めた。動作時痛を確認すると、屈曲時痛(NRS0/10)、伸展時痛(NRS0/10)、右側屈時痛(NRS0/10)、左側屈時痛(NRS0/10)、右回旋時痛(NRS0/10)における疼痛が消失し、全方向で疼痛が誘発されることはなかった。これにより、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復Retractionと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

2週間後、エクササイズの効果を確認すると、頚部の全方向の動作時痛が消失したとの報告を受ける。

 

本症例では、反復Retractionによりその場で動作時痛の消失と可動域の改善が得られたことから、姿勢や運動による症状変化を評価することで、慢性頚部痛であっても短期間で改善する可能性があり、Directional Preferenceに基づいた運動療法の重要性が示された。

2026年

5月

03日

7年間続いた慢性腰痛が改善した症例(K.Y様/40代男性/小平市)【症例10】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、7年程前に発症した慢性腰痛が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:小平市大沼町

お仕事:教員

主訴:腰痛

症状の期間:約7年間

 

来院時の状態

 腰痛は動作時に出現する間欠的な症状

 

実際のMDT評価

 坐位・立位ともに40分以上続けることで症状が悪化

 歩行と仰臥位では症状は改善

 坐位姿勢・立位姿勢ともに腰椎前弯減少

腰椎屈曲・伸展ともに軽度の可動域制限

屈曲(NRS4/10)・伸展(NRS3/10)で疼痛誘発(屈曲ではPDM・伸展ではERP)【※PDM:動作中の痛み ERP:終末域痛】

症状は腰部に限局しており、下肢への放散痛は認められなかった。

 

推論

本症例は腰椎前弯減少姿勢と特定方向での症状再現とりわけPDMが認められたことから、構造的な変化よりも機械的要因による可逆的な障害、すなわち腰椎のDerangementが関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復EILを選択し試行した。反復EIL中の反応は、伏臥位では疼痛はなく、伸展を繰り返しても疼痛が誘発されることはなかった(NE:症状に変化なし)。反復EILでは症状の変化が認められなかったため、負荷量が不十分であった可能性を考え、時間的要素を増加させる目的で、Force Alternativeとして、持続EILを選択し試行した。反応としては、しばらく待つと腰部右側に疼痛(NRS1/10)が出現した。しかし、そのまま持続EILを続けていると腰部右側に出現していた疼痛が腰部正中に移動し、疼痛は増加した(NRS3/10)。その後、伏臥位に戻ると症状は消失した。一見悪化しているように見えるが、症状が正中へ移動したことから、Centralizationが認められたと解釈した。これは症状改善過程における良好な反応と考えられる。立位で動作時痛を確認すると、屈曲時痛・伸展時痛はともに消失(NRS0/10)し、屈曲・伸展ともに可動域の改善を認めたため、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

2週間後、エクササイズの効果を確認すると、腰痛が軽減し、頻度も減少したとの報告を受ける。動作時痛を確認すると、屈曲時痛(NRS0.5/10)・伸展時痛(NRS2/10)ともに減少を認めた。エクササイズは変更せず継続してもらうことにして、様子を見ることにした。

 

最終的に、7週間(来院3回)という比較的少ない通院回数ですべての症状の消失に至った。

 

 

本症例では、初期には反復運動では変化が得られなかったが、持続的な伸展負荷によりCentralizationが生じ、その後の症状改善につながった。このことから、慢性腰痛においても「負荷の方向」だけでなく「負荷のかけ方(時間)」を適切に調整することで、症状が変化する可能性が示唆された。

2026年

4月

29日

急性腰痛が改善した症例(D.S様/20代男性/東久留米市)【症例9】|小平・井上整骨院

東久留米市にお住まいの方で、3日前に発症した腰痛が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:20

お住まい:東久留米市八幡町

お仕事:水道工事

主訴:腰痛

症状の期間:三日

 

来院時の状態

腰痛(NRS5/10)  

腰痛は動作時に出現する間欠的な症状

 

実際のMDT評価  

仕事中は腰椎を屈曲させた姿勢をとっている時間が長い。  

坐位姿勢では腰椎前弯減少

腰椎屈曲は軽度の可動域制限

腰椎伸展は中等度の可動域制限

屈曲(NRS2/10)・伸展(NRS5/10)で疼痛誘発(屈曲・伸展ともにPDM)【※PDM:動作中の痛み】

症状は腰部に限局しており、下肢への放散痛は認められなかった。

 

推論 本症例は腰椎前弯減少姿勢と特定方向での症状再現から、腰椎のDerangementが関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復EILを選択し試行した。反復EIL中の反応は、伸展で疼痛が誘発されるが、伏臥位に戻れば疼痛は消失し、伸展を反復するとともに伸展時痛は軽減していき、最終的には伸展時痛は誘発されなくなった。立位で動作時痛を確認すると、屈曲時痛は変化しなかった(NRS2/10)が、伸展時痛が消失(NRS0/10)し、屈曲・伸展ともに可動域の改善を認めたため、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

 本症例では、反復EILによりその場で伸展時痛の消失と可動域の改善が得られたことから、適切な方向への反復運動により、急性期であっても短期間で症状が変化する可能性が示唆された。

2026年

4月

26日

4カ月続いた慢性の首と背中の痛みが改善した症例(K.S様/60代女性/東大和市)【症例8】|小平・井上整骨院

東大和市にお住まいの方で、4カ月前に発症した首の痛み(頚部痛)と背中の痛み(上背部痛)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:60

お住まい:東大和市仲原

お仕事:事務職

主訴:頚部と上背部の痛み

症状の期間:4カ月

 

来院時の状態

頚部痛(NRS4/10)・上背部痛(NRS3/10

 症状はすべて間欠的。

 

実際のMDT評価

 長時間の坐位で症状悪化

 坐位姿勢は頭部前方位姿勢

頚椎左回旋は軽度の可動域制限

姿勢矯正で症状が改善

Protrusion・屈曲・伸展・左側屈・左回旋で症状悪化

 

推論

本症例は頭部前方位姿勢と多方向での症状再現から、頚椎由来の機械的疼痛(椎間板または関節由来)が関与していると考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Retractionを選択し試行した結果、動作時の症状が軽減し、頚椎左回旋可動域が改善したため、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復Retractionと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

1週間後、エクササイズの効果を確認すると、頚部痛(NRS2/10)・上背部痛(NRS1.5/10)が半減したとの報告を受ける。エクササイズは変更せず継続してもらうことにして、様子を見ることにした。

 

初診から3週間後(来院3回目)、エクササイズの効果を確認すると、頚部痛(NRS1.5/10)・上背部痛(NRS1/10)がわずかに軽減したが、ここ数日は症状の改善が停滞しているとの報告を受ける。初期介入で改善がみられたものの、その後停滞したことから、機械的負荷が不十分であった可能性を考え、Force Progressionを実施した。まずは、Force Progressionとして反復RetractionOver Pressure3セット試行するが、症状の変化はほぼ認められなかった。そこで、さらにForce Progressionとして反復Retraction Extensionを試行した後、動作時痛を確認すると頚部痛(NRS0.7/10)が軽減し、上背部痛(NRS0/10)が消失した。この結果から、エクササイズを反復Retraction Extensionに変更し、様子を見ることにした。

 

 

この症例では、Retraction単独では不十分であったが、Extensionを加えることで終末域での機械的負荷が増加し、症状の改善につながったと考えられる。

2026年

4月

22日

10年以上続いた慢性の左お尻(左臀部)と左足の痛みとしびれが改善した症例(S.A様/40代女性/東久留米市)【症例7】|小平・井上整骨院

東久留米市にお住まいの方で、10年以上前に発症し慢性化していた左お尻(左臀部)と左足部の痛みとしびれが改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:東久留米市柳窪

お仕事:飲食業

主訴:左臀部と左足部の痛みとしびれが3カ月前に悪化

症状の期間:10年以上

 

来院時の状態

左臀部痛(NRS1/10)・左足部痛(NRS5/10)・左臀部のしびれ(NRS3/10)・左足部のしびれ(NRS7/10

 臀部の症状は間欠的で、足部の症状は持続的。

10年程前に、整形外科にて腰椎椎間板ヘルニアの診断を受ける。

 

実際のMDT評価

 坐位と立ち上がり動作と長時間の立位で症状悪化

 坐位姿勢・立位姿勢共に腰椎前弯減少

腰椎伸展は中等度の可動域制限

姿勢矯正で症状が改善

 

推論

本症例は、腰椎前弯減少・多方向での症状再現・長期間持続している症状に加え、足部に強いしびれを伴うことから、神経根への持続的な機械的ストレスが関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復EILを選択し試行した結果、立ち上がり動作時と立位姿勢時の症状が軽減(DecreaseBetter)し、腰椎伸展可動域が改善したため、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

10日後、エクササイズの効果を確認すると、左臀部痛(NRS0/10)は消失、左足部痛(NRS1/10)・左臀部のしびれ(NRS0.5/10)・左足部のしびれ(NRS4/10)が軽減したとの報告を受ける。エクササイズは変更せず継続してもらうことにして、様子を見ることにした。

 

本症例では、長期間持続していた症状であったが、反復EILにより伸展方向への機械的負荷を繰り返し加えることで、椎間板および神経組織へのストレスが変化し、末梢の症状が軽減した可能性が考えられる。長期間持続している症状であっても、適切な方向への負荷により改善が得られる可能性が示唆された。

2026年

4月

19日

坐骨神経痛による腰から右脚にかけての痛みが改善した症例(K.A様/50代女性/小平市)【症例6】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、腰(5年前に発症し慢性化)から右脚(右下肢)(1カ月前の発症)にかけての痛みが改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:50

お住まい:小平市小川東町

お仕事:デスクワーク

主訴:腰から右下肢にかけての痛み

症状の期間:腰痛は5年間、右下肢痛は1カ月間

 

来院時の状態

 右臀部痛(NRS7/10)・右大腿部痛(NRS5/10)・右下腿部痛(NRS2.5/10

 上記症状はすべて間欠的。

当院来院前に、整形外科にて坐骨神経痛と診断され、ロキソニとリリカを処方される。

 

実際のMDT評価

 坐位と立ち上がり動作で症状悪化

 立位と左側臥位で症状改善

腰椎屈曲は軽度の可動域制限

 腰椎屈曲で腰から右大腿部にかけて痛みが誘発

 SG(右)右臀部から右大腿部上1/2にかけての痛みが誘発

 

推論

本症例は、慢性的な腰椎由来の機械的ストレスに加え、下肢への放散痛を伴うことから神経根への影響が関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復EILを選択し試行した結果、SG(右)時に誘発された症状が消失(AbolishBetter)したため、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

10日後、エクササイズの効果を確認すると、症状の出ていない時間が増えてきているが、右臀部痛(NRS7/10)・右大腿部痛(NRS5/10)・右下腿部痛(NRS3/10)がわずかに軽減したとの報告を受ける。セルフマッサージの指導を行い、エクササイズは変更せず継続してもらうことにして、様子を見ることにした。

 

初診から6週間後(来院4回目)、右臀部痛(NRS2/10)・右大腿部痛(NRS1.5/10)・右下腿部痛(NRS1/10)の軽減と腰痛(NRS4/10)の報告を受ける。悪い傾向ではない(中心化現象)と判断し、今まで通りのエクササイズを継続し、様子を見ることにした。

 

初診から10週間後(6回目来院時)、腰痛(NRS0.5/10)が軽減し、右臀部痛・右大腿部痛・右下腿部痛が消失したとの報告を受ける。エクササイズを継続してもらうことにして、様子を見ることにした。

 

全ての症状が消失し、不安なく生活していただけるようになるまで、4カ月(通院回数:8回)を要した。

 

 

この症例では、反復EILを行うことで、適切な方向に機械的負荷が加わり、椎間板および神経組織への影響が変化し、症状の改善につながったと考えられる。

2026年

4月

15日

腰から左脚にかけての痛みと左脚のしびれが改善した症例(H.O様/40代男性/小平市)【症例5】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、9日前に発症した腰から左脚(左下肢)にかけての痛みと左脚(左下肢)のしびれが改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:小平市花小金井

お仕事:事務職

主訴:腰から左下肢にかけての痛みと左下肢のしびれ

症状の期間:9日間

 

来院時の状態

腰痛(NRS5/10)・左臀部痛(NRS7/10)・左大腿の痛みとしびれ(NRS4/10)・左下腿の痛みとしびれ(NRS3/10

 上記症状はすべて間欠的。

 

実際のMDT評価

 坐位姿勢:腰椎前弯減少(腰椎後弯)

 坐位と腰椎屈曲では症状悪化し、仰臥位で症状緩和。

 屈曲では腰部と臀部の痛みが増強

 屈曲可動域は重度制限

 伸展では腰部から左下肢にかけての症状が増強

 左回旋では左臀部痛が増強

 SG(右)・SG(左)ともに腰痛が増強

 

推論

本症例は、腰椎後弯姿勢・多方向での症状再現・下肢への放散痛およびしびれを伴うことから、神経根への機械的ストレスが関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズにパピーポジションを選択し試行した結果、腰痛は増強と左臀部痛・左大腿の症状が減少(DecreaseBetter)・左下腿の症状は変化しなかった。下腿の症状が変化しなかったため、機械的負荷が不十分であった可能性を考え、Force Progressionを実施した。Force Progressionとして反復EILを試行した結果、パピーポジション試行後と痛みしびれに関しては変化がなかったが、腰椎屈曲可動域が改善する。

以上から、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeである可能性を考え、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定し、様子を見ることにした。

 

1週間後、エクササイズの効果を確認すると、腰痛(NRS2/10)・左臀部痛(NRS5/10)・左大腿の痛みとしびれ(NRS2/10)は軽減されたが、左下腿の痛みとしびれ(NRS3/10)は変化せず。動作時痛を確認すると、屈曲・伸展・右回旋で左臀部痛が悪化。機械的負荷が不十分であった可能性を考え、Force Progressionを実施した。Force Progression として、L4Over Pressureを加えたEILを試行すると、腰椎伸展時痛が軽減。以上から、ホームエクササイズをセルフでのOver Pressureを加えた反復EILと姿勢矯正に変更し、様子を見ることにした。

 

初診から3週間後、腰痛(NRS1/10)・左臀部痛(NRS0.5/10)・左大腿の痛みとしびれ(NRS0.5/10)・左下腿の痛みとしびれ(NRS1/10)が軽減していると報告を受ける。これにより、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断した。

 

全ての症状が消失し、不安なく生活していただけるようになるまで、5カ月(通院回数:10回)を要した。

 

この症例では、パピーポジション・反復EILでは負荷が不十分であったが、Over Pressureを加えることで終末域での機械的負荷が増加し、椎間板および神経組織への影響が変化し、症状の改善につながったと考えられる。

2026年

4月

12日

頚椎椎間板ヘルニアによる首の痛みと左腕のしびれが改善した症例(Y.A様/30代女性/小平市)【症例4】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、6週間ほど前に発症した首の痛み(頚部痛)と左腕(左上肢)のしびれが改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:30

お住まい:小平市花小金井

お仕事:保育園の調理師

主訴:頚部痛と左上肢のしびれ

症状の期間:約6週間

 

来院時の状態

 頚部痛(NRS5/10)と左上肢のしびれ(NRS6/10

 上記症状はすべて間欠的。

当院来院前に、整形外科にて頚椎椎間板ヘルニアと診断され、ロキソニンテープとロルカムを処方される。

 

実際のMDT評価

 私生活ではスマートフォンの長時間の使用

 坐位姿勢:頭部前方位姿勢

 頚椎屈曲と伸展で頚部痛と左上肢のしびれが悪化

 右回旋と右側屈で左上肢のしびれが悪化

 頚椎屈曲・伸展ともに中等度の可動域制限

 スパーリングテスト陽性

 姿勢矯正で左上肢のしびれが軽減

 

推論

本症例は、スパーリングテスト陽性・上肢のしびれ・特定方向での症状変化といった所見から神経根への機械的ストレス(椎間板由来の影響)が関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Retractionを選択し試行した結果、頸部痛(NRS5/103/10)と左上肢のしびれ(NRS6/102/10)が減少(DecreaseBetter)したため、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復Retractionと姿勢矯正に決定。

 

1週間後、エクササイズの効果を確認すると、頚部痛と左上肢のしびれが消失との報告を受ける。頚椎屈曲・伸展の可動域の問題と動作時痛ともに解消される。

 

本症例では、反復Retractionによる機械的負荷により神経根への圧迫が軽減されたことで、症状の改善につながった可能性が考えられる。

 

 

2026年

4月

09日

腰から左脚にかけての痛みとしびれが改善した症例(M.O様/30代男性/小平市)【症例3】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、1ヵ月ほど前に発症した腰から左脚(左大腿部)にかけての痛みとしびれが改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:30

お住まい:小平市小川町

お仕事:SE(仕事では12時間主にパソコン作業)

主訴:腰から左大腿部にかけての痛みと左大腿部のしびれ

症状の期間:約1ヵ月

 

来院時の状態

 腰部の痛み(NRS1/10)と左大腿部の痛み(NRS8/10)と左大腿部のしびれ

 上記症状はすべて間欠的。

当院来院前に診てもらった医院ではX線撮影の結果、腰椎椎間板ヘルニアではないだろうが、腰からきているのではないかと言われ、大殿筋・中殿筋・梨状筋・ハムストリング・腰椎屈曲方向へのストレッチを処方させる。

 ロキソニンと他2つの薬剤(ご本人は薬の名称を覚えていないとの事)を服用。

 

実際のMDT評価

 坐位では症状が悪化

 立ち上がり動作で症状悪化

 坐位姿勢:腰椎前弯減少

 腰椎屈曲で症状が悪化

(下肢への放散痛およびしびれを伴うことから、神経由来の症状である可能性が示唆された。)

 

推論

本症例は、下肢への放散痛およびしびれ・特定方向での症状変化といった所見から神経根への機械的ストレス(椎間板由来の影響)が関与している可能性が高いと考えた。また、前医で処方された屈曲方向のストレッチでは症状の改善がみられなかったことから、本症例では屈曲方向の負荷が症状を悪化または遷延させていた可能性が考えられた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復EILを選択し試行した結果、左大腿部の痛みとしびれが減少(DecreaseBetter)したため、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILと姿勢矯正に決定。

 

1週間後、エクササイズの効果を検証すると、大腿部の痛みとしびれが軽減して(NRS:8/10から4/10)、頻度も減少しているとの報告を受ける。エクササイズのやり方を再度確認し、問題がないようでしたので、反復EILと姿勢矯正を継続していただきました。

 

当院初診から2週間後、大腿部の痛みとしびれが軽減して(NRS:4/10から12/10)、頻度も減少しているとの報告を受ける。

 

 

本症例では、反復EILによる機械的負荷により、椎間板への力学的ストレスが変化し、神経組織への影響が軽減されたことで症状の改善につながった可能性が考えられる。

2026年

4月

04日

腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛と左脚の痛みとしびれ及び筋力低下が改善した症例(E.A様/50代男性/東村山市)【症例2】|小平・井上整骨院

東村山市にお住まいの方で、1週間ほど前に発症した腰痛と左脚(左下肢)の痛みとしびれ(当院来院前に整形外科にて腰椎椎間板ヘルニアと診断される)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:50

お住まい:東村山市美住町

お仕事:信用金庫職員

主訴:左腰痛と左下肢の痛みとしびれ

症状の期間:約1週間

 

来院時の状態

 左腰部の痛み(NRS2/10)と左下肢の痛み(NRS6/10)と左下肢のしびれ

 上記症状はすべて間欠的。

 MRIにて椎間板ヘルニアと診断される。

 リリカとロルカムを服用。

 

実際のMDT評価

 坐位では症状が悪化し、立位・歩行・仰臥位では症状が改善する。

 坐位姿勢:腰椎前弯減少

 膝蓋腱反射(左)減弱

 左大腿四頭筋と左ハムストリングスの筋力低下

 腰椎屈曲で症状が悪化

 (痛み・しびれに加えて筋力低下を伴う神経症状が認められる。)

 

推論

本症例は、下肢への放散痛およびしびれ・筋力低下・特定方向での症状変化といった所見から神経根への機械的ストレス(椎間板由来の影響)が関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズにパピーポジション(5分間持続)を選択し試行した結果、腰部と下肢症状が減少するも、その状態が持続しない(DecreaseNot Better)。機械的負荷が不十分であった可能性を考え、Force Progressionを実施した。Force Progressionとして反復EILを選択し試行した結果、左腰痛(NRS0/10)と左下肢痛み(NRS2/10)痺れが軽減(DeceaseBetter)し、大腿四頭筋とハムストリングスの筋力が改善したため、Directional Preferenceが伸展方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復EILに決定し、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、反復EILによる機械的負荷により神経根への圧迫が軽減されたことで、症状の改善につながった可能性が考えられる。

2026年

3月

29日

頚椎椎間板ヘルニアによる背中から右腕にかけての痛みとしびれ及び筋力低下が改善した症例(K.O様/40代男性/小平市)【症例1】|小平・井上整骨院

小平市にお住まいの方で、1ヶ月ほど前に発症した背中(右上背部)から右腕(右上肢)にかけての痛みとしびれ(当院来院前に整形外科にて頚椎椎間板ヘルニアと診断される)が改善した症例をご紹介します。MDT(マッケンジー法)での評価を行い、症状に合わせたエクササイズを行うことで、症状が改善されました。

 

※効果には個人差があります。

 

患者様の情報

年代:40

お住まい:小平市鈴木町

お仕事:営業職

主訴:右上背部から右上肢にかけての痛みとしびれ

症状の期間:約1ヶ月

 

来院時の状態:

 持続的な右上背部から右上肢にかけての痛み(NRS7/10)としびれ

 頚椎伸展で症状が強くなる

 電話をかけている時に症状が強くなる

 右上腕三頭筋と右手指屈筋群の筋力低下

 (痛み・しびれに加えて筋力低下を伴う神経症状が認められる。)

 

実際のMDT評価

 坐位姿勢:わずかに頭部前方位姿勢

 頚椎の伸展可動域は軽度制限

 頚椎伸展と右回旋で右上肢症状悪化

 右側屈で右上肢痛が消失、しびれは変化なし

 屈曲と左回旋では上肢症状変化なし

 

推論

本症例は、上肢への放散痛およびしびれ・筋力低下・特定方向での症状変化といった所見から神経根への機械的ストレス(椎間板由来の影響)が関与している可能性が高いと考えた。

 

評価と推論をもとに、エクササイズに反復Retractionを選択し試行した結果、上肢症状悪化(IncreaseWorse)。機械的負荷を加える方向が適切ではなかった可能性を考え、Force Alternativesを実施する。Force Alternativesとして反復側屈(右)を選択し試行した結果、上肢の痛み痺れが半減(DeceaseBetter)し上腕三頭筋と手指屈筋の筋力が改善したため、Directional Preferenceが右側屈方向のDerangement Syndromeに該当すると判断し、ホームエクササイズを反復右側屈に決定し、様子を見ることにした。

 

 

本症例では、Retractionでは症状が悪化したことから、伸展方向への負荷が神経根へのストレスを増大させていた可能性が考えられた。一方で、右側屈による機械的負荷により、神経根への影響が軽減されたことで、症状の改善につながった可能性が示唆された。